電車で出会う人たち

毎朝、満員電車の通勤でたくさんの人たちを見つめています。

スマホを見ている人が大半ですが

この人はどんな人生を歩んでいるんだろう、と想像を膨らませます。


誰もが大勢の中の一人で、

幸せを感じている人も、

大変なことを抱えて電車に乗っている人も

もちろんいろんな人がいて当然だけど


誰かと一緒に笑いあっている人を見ると

ほっとします。


仕事帰り、もちろんクタクタなんだけど

親しそうな人たちが笑いあっていたり、相手の存在を確認しながら

そばで電車を待っている姿を見ると

ああ、よかった、と思ったりします。


旅立つ人を看取ることが主となっている生活をしているから

ということは理由にならないのかもしれないけど


大事なものをなくしていく人のそばにいると


自分も何かを失っていきそうで


雑踏の中にも、「人」を感じて

一人で勝手に安心したりするのです。


人と関わるのは、煩わしいんだけど

それでも暖かさを感じていたいと思うのです。



ホスピスナースのカルテ

ホスピスナースです。 乳がんの診断を受けました。 変わりゆく心と体の変化を綴っていきます。

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