テンションが・・切れた
退院しました。
無事。
入院前、手術前、手術後
たくさんの人の支えに毎日が感謝でした。
こんなに支えてもらうありがたさを感じることになるとは。
ありがたいなあ。
何度も思いました。
不安も少なく手術を迎え、
手術後は、あまりの痛みに死ぬ思いでしたけど
翌日には起き上がれるまでに回復。
その後も順調。
たくさんの人に無事手術を済ませたことを伝え、
退院を伝え、、。
身体は本調子ではないけど、心は元気と返事をしながら。
本当に本当に
前を向いて歩き出しているつもりでした。
最初に、無くなった胸を見たとき
患者さんで何度も見ていた光景だったので
予想どうりだな、という感じで大きな衝撃も受けず。
中には、辛くて1人では正視できないから
看護師さんに付き添ってもらう人もいますが、
私は平気。
退院後、家に帰って、シャワーを浴びました。
家のお風呂は全身の鏡があります。
「本当に無くなったんだなー」
でも、洋服を切れば見た目わからないし、
まだ本調子じゃないけど
身体も早く回復しそう。
大丈夫、大丈夫。
職場にも迷惑がかからない程度に回復したら
早めに復帰しないと。
こんなに元気なのに家にいるのは申し訳ない。
大丈夫、大丈夫。
家にもお見舞いの方が来てくれました。
休んでいたので、私は部屋のベッドのままで。
大丈夫。
帰った後。
途端に
急に泣けてきました。
乳がんの診断をされてから、
私には必要な病気だったんだと受け止め
心配してくれる人に
何度も何度も「大丈夫」と返事してきたし
自分でも大丈夫だと思っていたのに。
お風呂場で見た自分の姿が浮かんできては情けなく
「どこが大丈夫なんだ」と思うと
ただただ泣けてきました。
乗り越えられないと思ったわけでもありません。
頑張れないと思ったわけでもありません。
職場に復帰したら、迷惑をかけないように
患者さんに不安がないようにケアを磨こう、
そう思っています。
ただ、「大丈夫」と答えることが
ちょっと辛くなりました。
ずっとテンションを張っていては
ダメですね。
柔らかくたゆませないと
糸が切れてしまいます。
うまく病気と付き合うのは
避けたいことをなかったことにすることではなくて
無理なこともあるさっていう
ゆるーく許すことも大事なのかも。
大丈夫じゃなくても
いい人でなくても
頑張れないときがあっても
私は私かー、って
私が私を受け止めてあげないとね。
あー。
泣いたらすっきりした。
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